アシスタントの身分とモデルを切り替える
アシスタントの身分(Koog / Claude Code / Codex)の選び方、モデルを変える場所、切り替えに失敗したときの 4 つのエラーの直し方。
「AI アシスタントがどのモデルを使うか」は 2 段階で決めます。まずアシスタントの身分(誰が動かすか)、次にモデル(何を動かすか)です。多くの人がつまずくのは、この 2 つを 1 つだと思っているからです。
ステップ 1:アシスタントの身分を選ぶ
「アカウント設定 → AI アシスタント」を開くと、フォームの最初の項目が「アシスタント身分タイプ」で、3 つから選びます。
| ユーザー種別 | それは何か | 必要な認証情報 |
|---|---|---|
| Koog | サイト内蔵のエンジンで、Provider + モデル指定で通常の LLM を直接呼び出します。既定の選択肢です。 | 該当プロバイダーの API キー(OpenAI、Anthropic、OpenRouter、DeepSeek など) |
| Claude Code | Claude Code のコマンドラインをアシスタント本体として動かします。 | Claude のサブスクリプショントークン —— 認証情報の provider には claude_code_oauth を指定 |
| Codex | Codex のコマンドラインをアシスタント本体として動かします。 | Codex の auth.json —— 認証情報の provider には codex_subscription を指定 |
Claude Code や Codex に切り替えたとき、対応するサブスクリプション認証情報がないと「この身分で利用できるサブスクリプション認証情報が見つかりません」と表示され、保存も拒否されます。動かない設定を保存させないための意図的な仕様です。先に「連携 → モデルプロバイダー」で認証情報を追加してから、身分を切り替えてください。
ステップ 2:モデルを選ぶ
Koog の身分の場合
- まず「設定モード」を選びます。プリセットテンプレート(既製の構成を選ぶ)か、カスタム設定(各項目を自分で入力する)です。
- Provider を選びます。モデル一覧は Provider ごとに取得されるため、Provider を変えたらモデルのドロップダウンを開き直して読み込み直してください。
- LLM モデルを選びます。目的のモデルが一覧にない場合は、モデル ID を直接入力できます。
- (任意)Provider ごとに使用する認証情報を指定できます。空欄のままなら、同じ Provider の認証情報を個人 → チームの順で自動的に照合します。
Claude Code / Codex の身分の場合
モデルの候補は、サブスクリプションのアカウント自体が対応する型番から決まり、Provider のドロップダウンは使いません。入力規則はその実行環境の設定欄の案内に従ってください。たとえば Codex 側では gpt-5.6-sol のような名前が一般的です。
いちばん混同されやすい点
Koog の身分では、ページの下の方に「Claude Code / Codex(ツールとして呼び出す外部サブエージェント)」というブロックがあります。これは「アシスタント身分タイプ」とはまったく別物です。
- ロール — 会話全体を誰が動かすかを決めます。Claude Code を選べば、アシスタント本体が Claude Code になります。
- 外部サブエージェント — アシスタント自体は Koog のままで、必要なときに Claude Code / Codex をツールとして呼び出すだけです。ツールセットで external_agent を有効にした場合にのみ表示されます。
アシスタント本体を替えたいなら上の身分を変更し、たまに外部 CLI を借りたいだけなら下のサブエージェントを設定します。
身分は「ワークフローを編集できるか」も左右します
Koog の身分では、会話の中でのワークフロー作成・変更を標準でサポートします。Claude Code / Codex に切り替えた場合、この機能はデプロイ側で構成された編集チャネルに依存し、未構成のときにフロー作成を依頼すると「現在のアシスタント身分はサイト内のワークフロー編集ツールに対応していません。Koog の身分に戻してください」と明示されます。
アシスタントにワークフローを作ってもらうことが主目的なら、Koog のままが最も手間がかかりません。Claude Code / Codex のコーディング能力が必要になったときに切り替えるか、あるいはワークフロー内の特定のエージェントステップだけにそれらを指定してください(次のページ参照)。
よくあるエラー対照表
| 表示される内容 | 実際の原因 | 対処方法 |
|---|---|---|
| 現在のプロフィールで利用できるサブスクリプション認証情報が見つかりません | 外部の身分に切り替えたものの、認証情報センターに該当 provider のサブスクリプション認証情報がありません。 | 先に claude_code_oauth または codex_subscription の認証情報を追加してから、身分を切り替えてください。 |
| 現在のアシスタント身分はサイト内のワークフロー編集ツールに対応していません | 外部の身分が使うワークフロー編集チャネルが、この環境では準備できていません。 | Koog に戻して編集を終えるか、管理者にデプロイ設定を確認してもらってください。 |
| モデルのドロップダウンが空になる | その Provider のモデル一覧を取得できていないか、Provider を変えた直後で再読み込みされていません。 | ドロップダウンを閉じて開き直すと再取得されます。それでも空なら、モデル ID を直接入力してください。 |
| 保存はできるのに、会話を始めるとキー不足と表示される | Provider は選ばれているのに、解決できる認証情報がありません(個人にもチームにも同じ provider のものがない)。 | 認証情報センターでその Provider の認証情報を追加するか、設定で既存のものを明示的に選択してください。 |
次に読む
- ワークフロー内のエージェントのモデルを変える — ワークフロー内のモデルは別の設定で、アシスタントとは互いに影響しません。
- BYOKにはキーが付属します — 各社のキーをどこで取得するか、費用が誰の口座に付くか。
- 認証情報 — 認証情報の保存方法と、個人・チームの解決順序。